道の駅の温泉でレジオネラ属菌検出 基準値200倍 埼玉・秩父

埼玉県秩父市は1月31日、道の駅「大滝温泉」にある市営の日帰り温泉施設「遊湯館」で、基準値の200倍を超えるレジオネラ属菌を検出したため営業を中止したと発表した。1月1日に利用した客がレジオネラ属菌に感染したため、秩父保健所が検査していた。
保健所に1月22日に感染者の情報が寄せられ、翌23日に浴槽のお湯を採取し調べていた。レジオネラ属菌の潜伏期間は2~10日で、高齢者や病人が感染すると、重い肺炎になり死亡する場合もあるという。
1月1日から30日までの施設利用者は3397人。市は、利用者で不調を感じた場合、医療機関を受診するよう呼び掛けている。保健所の指導で浴槽や配管の清掃などを行い、改善されるまで施設は営業を中止する。【照山哲史】

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