甲府市で2021年10月、一方的に好意を寄せた女性の両親を殺害して住宅に放火したとして、殺人罪などで判決が確定した遠藤裕喜死刑囚(21)の手紙が5日、判決後に接見した共同通信記者に届いた。「被害者、遺族に対して申し訳なく思っています」との内容。
死刑囚は公判で謝罪せず、接見では、死刑を望んでおり謝罪の気持ちがあったものの「裁判に影響すると思い、言わなかった」と理由を話していた。
手紙は控訴期限だった1日の日付で「いろいろな人と会って控訴するかどうか考えたが、しないという思いが強いので控訴しないことに決めた」と書かれていた。