避難所に笑顔が広がりました。能登半島地震の被災地を地元出身の力士たちが慰問しました。
行く先々で住民たちの輪が広がります。
石川県出身の遠藤(穴水町出身)、輝(七尾市出身)、大の里(津幡町出身)。3人がまず訪れたのは、輝の出身地・七尾市の避難所です。
輝(七尾市出身)「皆さん、厳しい生活を毎日されているんだなと。やっぱり少しショックを受ける部分もある。自分の育ってきた町だし。1日も早く復興してほしい、元の生活に戻ってほしいというのはある」
地元人気力士たちの思わぬサプライズ慰問。避難生活を続ける人たちからも、この時ばかりは笑顔があふれました。
被災地の能登は古くから相撲が盛んで、これまでに多くの力士を生んできた土地柄でもあります。
住民「感動しましたよ。まさか来てもらえるとは思わなかった。胸いっぱい」
次に訪れた先は、遠藤の実家がある穴水町。
遠藤「店、大丈夫?」女性「だめ」遠藤「つぶれちゃたの?」女性「じいさん、やる気やもん、やる気満々。『店開ける』って頑張ってる」遠藤「元気そうでよかった」
先月の初場所で集まった募金や、日本相撲協会からの義援金も石川県に届けられました。
遠藤(穴水町出身)「すごくみんな元気で、元気を届けるために来たけど、逆に皆さんの前向きな姿みたら、僕もすごく前向きな気持ちになれた。一緒に頑張ろうという気持ちで頑張る」
人気力士との束の間の交流が住民たちを元気づけました。