路面凍結に警戒 朝は「氷点下」の予報 今後も南岸低気圧の影響続く可能性で季節外れの雪に注意【Nスタ解説】

5日に降った大雪で、東京都心では8cmの積雪を観測するなど、関東の広い範囲にさまざまな影響が出ました。7日の予想最低気温は氷点下の予報で、路面の凍結に注意が必要です。
予報気温が1~2℃でも、“足元は氷点下”になることも…
広瀬駿気象予報士:都心で積雪を観測するのは、2年ぶり。積雪が8cmまでいったので、影響が大きくなった。東京消防庁によりますと、都内では、雪道で転ぶなどして、4歳から92歳までの男女100人以上が、病院に搬送されました。スリップ事故も相次いでいます。
8cmの積雪が今、どれくらい残っているかというと、まだ半分の4cmぐらい。昼間の気温で若干溶けた雪が、またガチガチに凍っていく可能性があります。
7日朝7時の最低気温は、ほぼ関東全域で、氷点下予想。東京では、午後5時時点の予報で、最低気温は0℃予想。八王子、さいたまでは、マイナス4℃予想。つくばでは、マイナス3℃予想。練馬では、マイナス1℃予想です。
ただ、気温の観測は、地上約1.5m、大人の目の高さ辺りでとられていて、“底冷え”という言葉もありますが、冷たい空気は、下の方にたまる。プラス1~2℃予想でも、路面凍結してしまう可能性があります。朝の通勤・通学は、いつもより時間をかけて、急がなくても済むように、ゆとりを持ってお出かけください。
雪の要因「南岸低気圧」春先まで発生する可能性
今回、雪をもたらしたのは「南岸低気圧」と言って、本州の南を進む低気圧です。ただ、これは、真冬というより、春先に発生しやすい低気圧。
2020年の3月29日には、都内で、桜が咲いているにも関わらず、季節外れの雪が積もりました。3月下旬に、都内で積雪1センチを観測したのは、32年ぶりのことでした。
今シーズン、また雪になるかどうかは微妙なところですが、まだまだ、南岸低気圧の影響を受ける日は続くと思います。南岸低気圧は、春先に発生しやすいので注意を続けるようお願いします。

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