落語家の春風亭小柳枝さん死去、88歳…「井戸の茶碗」など古典が得意

落語家の春風亭小柳枝(しゅんぷうてい・こりゅうし、本名・臼井正春=うすい・まさはる)さんが1月31日、老衰で死去した。88歳だった。告別式は近親者で済ませた。
東京出身。航空写真測量の企業で10年以上会社員を勤めた後、1965年に四代目春風亭柳好に入門。76年に春風亭柳昇門下に移り、78年、真打ち昇進とともに、九代目小柳枝を襲名した。91年に文化庁芸術祭賞、2013年に同大賞を受賞。落語芸術協会理事を経て、相談役を務めていた。
「唐茄子屋政談」「井戸の 茶碗 」「二番煎じ」などの古典落語を得意とし、軽妙かつ端正な語り口で、鮮やかな 啖呵 も印象的だった。同協会の落語家らで作るハワイアンバンド「アロハマンダラーズ」の創設メンバーとして、ウクレレ、パーカッションを演奏。歌も披露した。

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