群馬・伊勢崎で12人襲った四国犬、散歩中のトイプードルかみ殺す

群馬県伊勢崎市の公園周辺で7日、小学生ら男女12人が四国犬にかまれて負傷した問題で、この犬が公園近くの住宅の庭から逃げ出し、散歩中のトイプードル1匹をかんで死なせていたことが、捜査関係者への取材でわかった。伊勢崎署は、過失傷害などの疑いも視野に、当時の状況を調べている。飼い主の男性(62)は8日、本紙の取材に「被害に遭われた方に本当に申し訳ない」と謝罪した。
7~63歳の12人は7日夕、同市田中島町の西部中央公園と、約250メートル離れた田尻公園の周辺で、体長約130センチの四国犬(オス2歳)に足などを次々とかまれた。小学生4人を含む5人が病院に搬送されたが、いずれも命に別条はなかった。捜査関係者らによると、四国犬はその後にトイプードル1匹を襲ったとみられる。犬は公園近くの別の住宅敷地内で捕獲された。
飼い主の男性は取材に、当時は外出中で「自宅に家族がいたが、庭から逃げ出したことに気付かなかった」と話した。自宅では四国犬7頭を飼育し、一昨年に高さ約2メートルの柵を庭に設けたという。「どうやって逃げたのか分からない。これまで誰かにかみついたこともなく驚いている」と語った。

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