覚醒剤約5・5キロ(末端価格約3億4000万円)を密輸したなどとして、警視庁薬物銃器対策課は9日、メキシコ国籍の職業不詳、ビクトル・マヌエル・ラモス・ロドリゲス容疑者(50)を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)容疑などで逮捕したと発表した。
薬物銃器対策課によると、羽田空港の東京税関職員が所持品検査で不審な様子に気づき、覚醒剤の所持が発覚した。ベストや下着の内側にポケットが9カ所あり、覚醒剤をビニール袋に小分けした状態で隠していたという。
逮捕容疑は1月28日、フランス発の航空機で、羽田空港を経由して覚醒剤約5・5キロを密輸したなどとしている。薬物銃器対策課は、認否を明らかにしていない。国際的な密輸組織が関与しているとみている。【遠藤龍】