東京・歌舞伎町で、居酒屋チェーン「鳥貴族」の系列店を装って客を別の店に誘導していたキャッチら男女15人が逮捕された事件で、警視庁暴力団対策課は、偽計業務妨害の疑いで、店舗を運営していた陳華雄容疑者(45)と雷国鋒容疑者(48)=いずれも中国籍=の2人を新たに逮捕、10~40代の男女9人=同容疑で逮捕、処分保留で釈放=を再逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。一連の事件での逮捕者は計17人となった。
暴対課は、陳容疑者らのグループが「座席代」や「週末料金」などを加算して、通常の3~4倍程度を支払わせていたとみており、3店舗の売り上げは合わせて月5千万円程度に上っていたという。
陳容疑者らは準暴力団「チャイニーズドラゴン」の関係者とみられ、売り上げが資金源として組織に流れていた疑いがある。
逮捕容疑は共謀して令和5年2月22日、歌舞伎町の路上で、「鳥貴族」に来店しようとした男性らに対し「系列店なら紹介できます」などとを言ってグループが運営する店に案内し、鳥貴族の業務を妨害したとしている。