傷害致死事件 一審無罪の「差し戻し審」その争点は?

2018年に男性をナイフで刺し死亡させたとして、新潟市北区の防水工だった男(46歳)が傷害致死の罪に問われた裁判の「差し戻しの裁判員裁判」が、27日に新潟地方裁判所で始まります。
裁判員は、一度無罪判決が出た事件を再び審理することになります。
争点は?
裁判の争点を絞りこむ公判前整理手続きが1年以上にわたって行われました。争点は、一審の時と変わりません。今回も『事件性』と『犯人性』が争われ、真っ向から主張が対立する見通しです。
検察側は被害者が何者かに暴行を加えられ死亡した『事件』であり、その犯人は被告であると主張するとみられます。
『事件性』や『犯人性』について 弁護側はどう主張する?
被害者が自分でナイフを刺した可能性や、泥酔していて誤ってナイフが刺さってしまった『事故』の可能性があるとして、事件性はないと訴えるとみられています。『犯人性』については、仮に何者かに暴行を加えられていたとしても、その犯人は被告以外の人物であると主張するとみられます。
この裁判は5回にわたって開かれ、3月11日に判決が言い渡される予定です。

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