給食の“うずらの卵”を喉に詰まらせたか…小1男子児童(7)が病院に運ばれ死亡、事故の経緯

26日午後0時40分頃、福岡県みやま市の桜舞館小学校の職員から、「生徒が給食を喉に詰まらせて息ができない」と消防に通報があった。小学1年の男子児童(7)が病院に運ばれたが、その後死亡が確認された。
◆給食中に吐きそうなそぶり、背中をたたいても口から出せず…
みやま市教育委員会の発表によると、給食を食べ始めて数分後に、亡くなった男子児童が立ち上がり、吐きそうなそぶりをしたため、担任の教諭が吐かせようとしたが、口から何も出すことができなかったという。その後、腹部を支えながら背中をたたくなどしたが、吐かせることができず、その間に児童は力が抜けて自力では立っていられない状態となった。教員らが心臓マッサージや人工呼吸を開始。その後、ドクターヘリで久留米市内の病院に運ばれるも、死亡が確認された。
◆給食の“うずらの卵”による窒息とみられる
この日の給食の献立は、ごはん、みそおでん、海藻サラダ、牛乳。教育委員会によると、児童はみそおでんに入っていた具材のうずらの卵を喉に詰まらせ、窒息したとみられるという。みやま市の待鳥博人教育長は、「安心・安全であるべき学校生活において、起きてはならない事故が起きてしまったことについて、深く反省し大変重く受け止めております。ご遺族の皆様の心中を察すると言葉もございません。今後は、速やかに生徒へのカウンセリングなどの心のケアを行うとともに、再発防止を含めた保護者への説明等に努めてまいります」とのコメントを発表した。
◆事故の経緯(みやま市教育委員会の発表)
12:30 給食開始
12:35 児童が立ち上がって、吐きそうなそぶりをする。
担任が吐かせようとするが、口から何もでず、背中をさすりながら廊下の
水道のところに行く。おなかを支えて背中をたたくも、出ない。
児童は力が抜け自分で立っていられない状態となった。
12:40 隣の教室の教員と、養護教諭を呼び、心臓マッサージと人工呼吸を開始。
AEDも装着したが、「電気ショックの必要ありません」と音声ガイド。
養護教諭を呼ぶと同時に救急車要請
12:48 救急車到着。救急隊の処置開始。
ドクターカー到着。
13:14 ドクターヘリ到着。
13:24 ドクターヘリ出発。久留米市内の病院へ搬送。
14:50 搬送先に向かった職員から、児童が亡くなられたとの報告。

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