岸田首相、安倍派還流システムへの森喜朗元首相の関与を否定…還流開始は「十数年前」

岸田首相(自民党総裁)は29日午後、衆院政治倫理審査会で、安倍派(清和政策研究会)による政治資金規正法違反事件を巡り、所属議員へのパーティー券販売収入の還流システムと森喜朗元首相の関与を否定した。
共産党の穀田恵二・国会対策委員長が「誰が、何のために、いつからこのシステムを作ったのか。森元首相の名前が挙がっている」と尋ねたのに対し、首相は「森元首相が直接関わったという発言者があったということは、私自身、報告を受けていない」と答えた。
自民が同事件に関与した議員らに行った事情聴取の報告書は、同派で還流が始まった経緯について、「遅くとも十数年前から行われていた可能性が高い」と指摘した。
森元首相は過去、同派で会長を務めていた。

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