那須雪崩8人死亡、引率教諭らに禁錮4年求刑…3被告「雪崩は予想できなかった」と無罪主張

栃木県那須町で2017年3月、登山講習中の県立大田原高校の生徒7人と教諭1人が死亡するなどした雪崩事故で、業務上過失致死傷罪に問われた引率教諭ら3被告の公判が29日、宇都宮地裁(滝岡俊文裁判長)であり、検察側はいずれも禁錮4年を求刑した。
3被告は、現場近くの講習会本部で指揮を執っていた教諭と、実際に生徒を引率した教諭と元教諭。起訴状では、3被告は17年3月27日、前夜からの降雪で雪崩の発生を予想できたにもかかわらず、歩行訓練の際に安全を確保する注意義務を怠り、8人を死亡させ、5人にけがを負わせたなどとされる。
事故では、この13人のほか、35人が重軽傷を負った。これまでの公判で、3被告は「雪崩は予想できなかった」として無罪を主張している。

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