第三者委員会による調査で、女性職員へのセクハラがあったと認定された岐阜県岐南町の小島英雄町長が、先ほど辞職届を提出しました。
小島町長は去年5月にセクハラ疑惑が報じられ、 弁護士からなる町の第三者委員会は、退職者を含む町の職員161人へのアンケートをもとに、少なくともセクハラなど99の不適切な言動をあったと認定し、2月27日に調査結果を公表していました。
小島町長は、29日午前9時ごろに登庁すると、報道陣の前で「辞職届」を書き始めました。
その後、午前10時頃に、岐南町議会の櫻井明議長に3月5日付での辞職を申し出る辞職届を提出。
辞職の理由については「一身上の都合」としています。
小島町長は「有終の美が飾れなかったのは残念ですが、頑張ってやってきたことについては自分でも認めている。町民のみなさんに迷惑をかけたことについては深くお詫び申し上げ、支援者の皆様に関しては、最後までご支援いただいことに対して感謝しきれない思い」と話しました。
28日の会見で小島町長は、女性職員の頭をポンポンと触ったなど、一部の言動がセクハラだったと自ら認めていました。
(小島町長)「迷惑をかけた職員に対しては申し訳ないし、一生懸命頑張ってくれた職員には感謝しかない。申し訳なかったと深く反省しています。これで以上にしてください」
小島町長は3月1日から始まる、新年度予算案などを審議する町議会には出席しないということです。