京アニ放火殺人事件「後世に伝える碑」の設置が決定 京都・宇治市の公園に 京アニ社長「事件から5年…色々悩みここに至った。大変感謝しています」

京都アニメーション放火殺人事件を後世に伝える碑の設置について、京都府宇治市内で設置されることが正式に決まりました。 2019年7月、京都アニメーションの第1スタジオが放火された事件では、社員36人が死亡し、32人が重軽傷を負いました。 京都アニメーションの八田英明社長は、2月に宇治市役所を訪れ、社員36人が死亡した放火殺人事件を伝える碑の設置を市長に要望していました。碑は社員と遺族らでつくる「志を繋ぐ会」が、「想いを繋げていく」をテーマに7月の設置を目指しています。 要望書には、碑を宇治市内の公園に設置することなどが盛り込まれていました。 その後、宇治市などが検討を行っていましたが、3月1日、宇治市の松村淳子市長と京都アニメーションの八田英明社長が会見を開き、宇治市内で設置することが決まったと発表しました。 設置場所は市内にある「お茶と宇治のまち歴史公園」が予定されていて、理由として、立地そのものが多くの方が訪れること、なじみやすく想いを馳せていただける場所であること、京都アニメーションゆかりがあり、ご遺族の方々からも希望が多かったなどとしています。 また、碑は事件から5年となる今年7月18日までを目標に整備が進められるということです。 設置の決定を受けて京都アニメーション八田社長は「本当にありがたく思います。事件から5年がたち、当社でも色々なことを考えて悩み、ようやくここに至りました。大変感謝しています」などと話しました。

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