大手学習塾「栄光ゼミナール」の個別指導専門塾の教室責任者だった男が塾が入るビルのトイレで盗撮したとして警視庁に逮捕されていたことがわかりました。
捜査関係者などによりますと、逮捕されたのは大手学習塾運営会社「栄光」の個別指導塾で教室責任者をしていた鷲尾祐輔容疑者です。
鷲尾容疑者は今年1月、塾が入るビルの女子トイレにスマホを隠して設置し、複数人の女性を盗撮した疑いがもたれています。
また、撮影された動画には10代の学生も含まれていたということです。鷲尾容疑者はビルに人がいない時間に女子トイレに侵入しトイレ上部の換気扇の中にスマートフォンを設置していたとみられていて、その後好みの女性がトイレに入ったことを確認すると遠隔で業務用のPCに映像を映し、その映像を自分のiPadで撮影していたということです。
盗撮に気づいた職員が警察署に相談したことで発覚したということで、警視庁の調べに対して鷲尾容疑者は容疑を認め、「去年6月頃からやっていた」「女性のお手洗いの様子を見たかった」などと話しているということです。
「栄光」によりますと鷲尾容疑者は2022年12月から塾で働いていて事件発覚後「栄光」側の聞き取りに盗撮行為を認め、すでに退職しています。
「栄光」では四谷大塚の盗撮事件を受け、盗撮などの性犯罪の研修を行っていて鷲尾容疑者もこの研修を受けていました。
「栄光」は日本テレビの取材に対して「安全であるべき塾の環境を損ねた行為は許しがたく、あってはならないことと考えております」とコメントした上で、研修の強化や防犯カメラの増設をするとしています。