昨年の現金落とし物、都内で過去最高44億円…1件当たり最高は1680万円

昨年1年間に落とし物として警視庁に届けられた現金が44億636万7594円(前年比10・3%増)で、過去最高額だったことがわかった。警視庁は新型コロナ明けにより、人流が増加したことが要因とみている。
発表によると、拾得された物品数は444万4854点(同19・9%増)だった。品名別では運転免許証や保険証などの「証明書類」が最多の81万2625点に上った。次いで、交通系ICカードなどの「有価証券類」が47万1223点、「衣類履物類」が40万792点などだった。
拾得された現金のうち、1件当たりの最高額は、東京都新宿区内の建物内で見つかった約1680万円だった。
持ち主に返還された現金は新宿のケースを含めて計約32億3000万円で、物品は約134万点だった。
一方、持ち主が判明しないなどの理由で、現金と物品の売却代金計約8億2500万円が都の歳入とされた。

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