北海道の帯広駐屯地で、自衛官2人に懲戒処分…同僚の現金5万円入りの財布盗んで停職10か月の21歳「出来心で横領した」後輩の頬に何度もビンタで停職1か月の32歳「仮眠時間を過ぎても起きてこず、腹を立てた」

北海道東部の帯広駐屯地で、同僚の現金5万円入りの財布を盗んだ21歳が停職10か月、後輩の頬を何度も叩き、けがをさせた32歳は停職1か月のそれぞれ懲戒処分を受けました。
陸上自衛隊によりますと、帯広駐屯地の第4普通科連隊に所属する21歳の陸士長の男は、おととし11月11日午後6時ごろ、同僚が生活隊舎の共用スペースに置き忘れた現金5万円入りの財布を盗みました。 陸自内の調べで発覚し、陸士長は「出来心で横領した。深く反省している」などと話しているということで、停職10か月の懲戒処分を受けました。 すでに依願退職の意向を示しているということでが、第4普通科連隊の連隊長、小林憲正(のりまさ)1等陸佐は「二度とこのようなことが起こらぬよう、再度、服務指導の徹底をはかり、再発防止に努めていく所存です」とコメントしています。

一方、同じ帯広駐屯地の第5施設隊に所属する32歳の3等陸曹の男は、去年1月29日、駐屯地内で後輩の頬を何度も平手で叩き、軽傷を負わせました。 3等陸曹は陸自の調べに対し「特別勤務中、仮眠時間を過ぎても起きてこず、腹を立てた」などと話しているということで、こちらも停職1か月の懲戒処分を受けました。 第5施設隊の隊長、間島健司(まじま・けんじ)2等陸佐は「この度の事案を受け、心情の把握と服務指導を徹底し、自衛官としての自覚と自立心の向上をはかり、再発防止に万全を期する所存です」とコメントしています。

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