陸上自衛隊久留米駐屯地は、同僚の飲み物に台所用洗剤を混入し傷害を負わせたとして、20代の男性自衛官を停職3か月の懲戒処分にしたと発表しました。
◆飲んだのは飲みかけのペットボトル入りのジュース
29日付けで懲戒処分を受けたのは、第4高射特科大隊所属の陸士長の男性自衛官(20代)です。
陸上自衛隊久留米駐屯地によると、被害を受けた自衛官(20代)は2021年6月、独身寮で朝食後に腹痛と下痢の症状を訴え、所属する部隊に報告しました。
その際、「朝食前に飲んだペットボトル入りのジュースの味がおかしかった」などと話したということです。
◆独身寮の冷蔵庫に入れていた
被害を受けた自衛官が飲んだのは、独身寮の冷蔵庫に入れていた飲みかけのペットボトル入りのジュースで、その後の聞き取り調査で、先輩にあたる第4高射特科大隊所属の陸士長の男性自衛官(20代)が浮上しました。ペットボトルに台所用洗剤を混入したことが確認できたことから、この陸士長の男性自衛官を、29日付けで停職3か月の懲戒処分にしました。
陸上自衛隊久留米駐屯地の聞き取りに対し、陸士長の男性自衛官(20代)は「いたずらのつもりだった」などと話しているということです。
陸上自衛隊久留米駐屯地は、「このような事案が生起したことは、誠に遺憾であります。自衛官として、また一社会人として、順守すべき事項及び規律の維持等について、厳しく徹底し再発防止に努めていく所存であります」とコメントしています。