患者の銀歯を盗んだ疑い 九大病院に出入りする歯科医師を逮捕 「研修登録医」のIDカードで侵入か 福岡

福岡市東区の九州大学病院で患者の銀歯を盗んだとして、歯科医師の38歳の男が2日、逮捕されました。
建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、福岡市中央区の歯科医師、和智貴紀容疑者(38)です。
警察によりますと、和智容疑者は去年8月13日、午後9時半ごろから午後11時半ごろまでの間に福岡市東区馬出の九州大学病院に侵入し、患者に使うための銀歯1個、7629円相当を盗んだ疑いです
翌日、患者を治療する際に銀歯がなくなっていることが分かり、警察が防犯カメラなどの捜査を進めていました。
警察の調べに対し「間違いありません」と容疑を認めているということです。
和智容疑者は4年前まで約10年間にわたり、九大病院で勤務していました。事件当時は九大病院で研究などができる「研修登録医」として、IDカードを使って出入りできる立場だったということです。
警察は、和智容疑者が自分のIDカードを使って侵入し、銀歯を換金する目的だったのではないかとみています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする