仲本工事さん妻・三代純歌の週刊誌訴訟始まる 週刊女性の発行元・主婦と生活社は争う姿勢

22年10月に交通事故に遭い死去したザ・ドリフターズの仲本工事さん(享年81)の妻で歌手の三代純歌が、事実に反する報道で名誉を傷つけられたとして「週刊新潮」「女性自身」「週刊女性」の発行元に計8250万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が23日、東京地裁で開かれた。
三代は同3社に対してそれぞれ訴訟を起こしており、今回の裁判では「週刊女性」の発行元「主婦と生活社」が被告となった。同社に原告は1650万円の損害賠償を求めている。被告側は「記事による(三代への)社会的評価の損失はない」と争う姿勢を示した。今後は記事の真実相当性などが争点となるとみられる。
閉廷後取材に応じた三代は「1年半、全く声を上げる場所がなかった。このような場が設けられて、感謝の気持ちです」。三代は同3社を刑事告訴することにも言及し「この場で詐欺と断定するわけではないですが、ウソの記事で週刊誌を売っているわけですから」と明かした。
三代は、仲本さんの死去後に一部週刊誌で「モンスター妻」「戒名料を着服しようと企てた」などと報じられていた。「週刊女性」に関する記事の次回裁判は5月17日に東京地裁で行われる。

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