愛知県の公園で男女2人を襲ったイノシシ。4月30日の朝、池にはまり沈んだとみられることがわかりました。
28日、尾張旭市の愛知県森林公園で、70歳の男性と女性職員がオスのイノシシ1頭に襲われ、男性は右足の指をかまれ、骨を折る重傷。女性も右足にけがをしました。
地元の猟友会らが29日からイノシシの捜索を続けていましたが、県の担当者によりますと、30日午前7時ごろ、公園内の岩本池にイノシシが入るのを確認したということです。
(愛知県森林公園 北本陽介所長)「生死の判定は、まだわからないが。水没してからかなり時間がたっているが、陸に上がってきたり水面に顔を出したりするところが、まだ確認できていない」
イノシシは池に沈んだとみられ、30日午後、水の中から特徴の似たイノシシが発見されたということです。
公園は安全が確認され次第、再開を検討する方針です。
また、公園から最も近い小学校は30日も通常どおり授業を行っていますが、ゴールデンウイーク明けに愛知県森林公園に遠足に行く予定だったため、場所などの変更を検討しているということです。
※被害者の男性のけがについて、当初、「右足の指をかみちぎられた」と伝えてきましたが、その後、警察が発表を訂正し、「右足の指をかまれ、骨を折る重傷」だったことがわかりました。