きょう未明、東京・新宿区のマンションで女性が刃物で刺されて死亡した事件。逮捕された男が「傷だらけにしようと思って刺した」と供述していることがわかりました。
「『助けてー』と叫び声が聞こえる」
事件は、西新宿のタワーマンションで起きました。きょう午前3時ごろ、女性が男に刃物で刺され、血を流して倒れているのが見つかりました。
事件があったマンション近くに住む人「すごい声が聞こえてきて。今まで聞いたことないような、尋常ならざる叫び声が聞こえた。『誰か助けて』みたいな。2、3分ずっと言っていたんじゃないかな」
女性は、マンションの入り口付近で待ち伏せしていた男に果物ナイフで刺され、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警視庁は、現場近くで刃物を持っていた川崎市に住む職業不詳・和久井学容疑者(51)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕しました。
記者「和久井容疑者は、こちらの白い軽自動車に乗ってきて現場に向かい、犯行に及んだということです」
被害者の女性との間に何があったのか。取り調べに対し、こう供述しているといいます。
和久井学容疑者「体を傷だらけにしてやろうと思って刺した」
和久井容疑者の父親がJNNの取材に応じました。
和久井容疑者の父親「昼出て、それっきり(帰ってきていない)。朝、テレビで見て(事件を)知りました。ああ、やったなあと思った」
警視庁は容疑を殺人に切り替えて、事件のいきさつを調べています。