岸田首相「核なき世界への機運を再び盛り上げる」と決意語る G7広島サミットからまもなく1年

岸田首相は10日、G7広島サミットから1年になるのを前に広島テレビのインタビューに応じ、「核なき世界への機運を再び盛り上げる」と決意を語りました。
■岸田文雄首相
「現実は大変厳しい国際安全保障環境の中にあります。しかし、だからこそ、再び核兵器のない世界を目指すという機運を盛り上げていかなければならないと強く思っています」
岸田首相は去年のG7サミット後の取り組みとしてCTBT=包括的核実験禁止条約のハイレベル会合を開催したことや、核兵器の原料となる核物質の生産を禁止する条約について核保有国のアメリカなども参加する形で賛同国のグループを立ち上げたことを挙げ、成果を強調しました。
■岸田首相
「核兵器国も含めて、テーブルにつかせることは、より重要になっていると思っています」
「日本は唯一の戦争被爆国として、しっかりリードしていかなけれ ばならない」
岸田首相はまた、自身が掲げる「核戦力の透明性向上」などの行動計画、「ヒロシマ・アクション・プラン」について「責任をもって取り組んでいく」と決意を語りました。
《2024年5月10日放送》

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