「携帯が犯罪に使われている」警察官や検察官かたる男の電話…特殊詐欺で2千万円被害

大阪府警は21日、大阪府内に住む70代男性が、警察官などをかたる手口の特殊詐欺で約2千万円をだまし取られたと発表した。府警が特殊詐欺事件として捜査している。
府警によると3月上旬、男性の家に携帯電話の利用を停止するという旨の自動音声ガイダンスの電話があった。指示に従うと、警察官や検察官を名乗る男らから「携帯電話が犯罪に使われている」「捜査に協力すれば逮捕しない」などといわれた。男性は指示通りにインターネット上で口座を開設し、預金を移した。しかし4月中旬、移した預金計2040万円が他人名義の口座へ送金されており、府警に相談して発覚した。
府警によると府内で警察官などをかたり「逮捕」などの言葉で不安をあおる手口の特殊詐欺は、今年1月から今月17日までに約50件発生し、約4億8700万円の被害があるという。

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