今月８日、東京・西新宿のマンション敷地内で住人の無職、平沢俊乃さん（２５）が刺殺された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された川崎市の配送ドライバー、和久井学容疑者（５１）が、「女性がライブ配信で自分の悪口を言っているのを見て、話をしようと思って会いに行った」と供述していることが２８日、捜査関係者への取材で分かった。東京地検は同日、和久井容疑者を殺人などの罪で起訴した。
捜査関係者によると、和久井被告は平沢さんが経営していたガールズバーの客だったが、執拗（しつよう）につきまとい、ストーカー規制法違反容疑で逮捕されるなどしていた。その後も平沢さんのライブ配信を継続的に視聴。複数のアカウントを使い、自身が視聴していると分からないようにしていたとみられる。
和久井被告は事件前日にも配信を視聴。調べに対し、平沢さんが「前にストーカーみたいなねちっこい人がいた」などと話しているのを見て、軽蔑されているように感じたと説明しているという。