6日午前、奈良県橿原市で19歳の女性を車ではねてけがをさせそのまま逃走したとして32歳の男が逮捕されました。
男は「酒を飲んでいたので逃げた」と話しているということです。
ひき逃げの疑いで逮捕されたのは、橿原市に住む造園業の富永里樹(32)容疑者です。
富永容疑者は6日午前7時ごろ、橿原市今井町の市道で車を運転中に自転車に乗っていた女性(19)をはねてけがをさせ、そのまま逃走した疑いがもたれています。
はねられた女性は頭蓋骨を折るなどの重傷で、意識はありますが会話はできない状態です。
警察によりますと、現場から約1.8キロ離れた公園で前方が壊れている車を発見し、運転席にいた富永容疑者に話を聞いたところ「お酒を飲んでいたので逃げた」と話したため緊急逮捕しました。
富永容疑者は警察の調べに対して「電柱にぶつかったと思った。」と容疑を否認しています。
富永容疑者の呼気からは基準値を大きく超えるアルコールが検出されていて、警察は危険運転致死傷の疑いも視野に捜査を進めています。