大阪都構想3回目挑戦に賛否 維新・馬場代表が意欲、元府知事・橋下氏は「大賛成」も…ネット上「しつこい」と批判の声

日本維新の会の馬場伸幸代表が9日配信のインターネット番組で「大阪都構想」の3度目の挑戦に意欲を示したことに対し、賛否両論が渦巻いている。
「個人的には、大阪都構想はやらなければならない」「地方を自立させる議論を惹起(じゃっき)するために必要だ」
馬場氏はそう力を込めた。大阪市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」は元大阪府知事の橋下徹氏が提案。維新の看板政策だったが、2015年、20年と2度行われた大阪市民による住民投票ではいずれも否決された。
馬場氏は「大阪府民にも聞くべきだ」と投票の対象を広げる考えに言及し、「仕切り直してチャレンジすることは意味がある」と主張した。
橋下氏は10日、X(旧ツイッター)に「3度目の大阪都構想のチャレンジは大賛成」と投稿。地域政党「大阪維新の会」代表の吉村洋文府知事も同日、まずは来年の大阪・関西万博に注力すべきだとしながらも「政治なので何が起こるかは分からない」と含みを持たせた。
ただ、ネット上では「しつこい」「ええかげんにせえよ」「(橋下氏が)『1回限り』って言った」などと批判の声も出ている。
大阪維新の会幹事長の横山英幸大阪市長は同日、「手法や実施の有無について、現在では白紙」と慎重な姿勢を示した。

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