殺害された保護司が話していた悩み…支援を受けていた男性が語る「1人に対して苦労している感じのことを言っていた。相当悩んでおられるんだなと」

殺害された保護司から更生支援を受けていたという男性が取材に応じました。 (新庄さんから支援を受けていた男性)「新庄さんって本当に怒らない方というか、相手も否定しないですし、なんでそんな人を殺すのかなって」 こう話すのは、過去に保護観察処分を受けて今年2月まで保護司の新庄博志さん(60)さんに支援を受けていた男性です。 新庄さんは5月に死亡しているのが見つかり、大津市の無職・飯塚紘平容疑者(35)が殺人の疑いで逮捕されました。警察によりますと、保護観察中だった飯塚容疑者は5年前から新庄さんから更生支援を受けていたことがわかっています。 新庄さんの人柄について男性はこのように話します。 (新庄さんから支援を受けていた男性)「ちゃんとサポートしたるからこちらの世界にこいよって、いろいろ言葉をかけていただいた。この人にやったらついていけるのかなって」 男性が再犯した時も、新庄さんから刑務所に手紙が届くなど、10年近く続いた交流。ジャケットを贈られたこともあったといいます。 (新庄さんから支援を受けていた男性)「これ着てみって言われて、ちょうどやったんで、それやるわって言われて。たまに新庄さんに見られた時は『使いこなしてるやん』って、すごくうれしい。これが形見になるなんて思っていなかったので」 一方、生前の新庄さんから、ある相談を受けていたといいます。 (新庄さんから支援を受けていた男性)「1人に対して苦労されているような感じのことを言われていて。僕ごときにそういう話をするっていうのは相当悩んでおられるんだなって」 新庄さんと飯塚容疑者との間に一体何があったのか、警察が調べを進めています。

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