姉への強盗殺人事件 検察側「無期懲役」求刑 弁護側「知人の女が殺した疑いを払拭できない」などと主張

去年6月、福岡県水巻町で知人の女と共謀して52歳の姉を殺害し、通帳を奪ったなどとされる妹の論告求刑公判です。検察側は、無期懲役を求刑。
一方、弁護側は、「知人の女が殺した疑いを払拭できない」などとしたうえで強盗罪の成立に留まると主張しました。
路上生活を続けていた辻和美被告
住居不定・無職の辻和美被告は、去年6月、知人の岡村恵美被告と共謀して、福岡県水巻町に住む姉の辻つぐみさんの首を圧迫して殺害し、通帳3冊と印鑑を奪ったとして強盗殺人などの罪に問われています。
19日の論告求刑公判で検察側は、「ねじったポリ袋で3分かそれ以上首を圧迫した」「誠に卑劣かつ残虐な犯行」などと主張し無期懲役を求刑しました。
一方、弁護側は、「岡村被告がつぐみさんを殺した疑いを払拭できない」などとしたうえで強盗罪の成立にとどどまり懲役5年が相当と主張しました。
最終意見陳述で和美被告は、「社会できちんと生活できるように頑張っていきたいと思います」などと述べています。
判決は、8月1日に言い渡される予定です。

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