福岡県那珂川市で無理心中を図り、元同僚の女性を殺害した疑いで、当時37歳だった男が容疑者死亡のまま書類送検されました。
この事件は2023年9月、福岡県那珂川市五ヶ山で、止められたレンタカーの中から愛知県岡崎市に住む37歳の男の遺体とともに、那珂川市の26歳の女性が意識不明の状態で見つかったものです。
警察によりますと、車内からは硫化水素が検出され、女性は後部座席で両手両足を結束バンドで縛られていました。
女性は2024年1月に死亡しています。
警察は、車内で無理心中を図り、女性を殺害した疑いが強まったとして、比嘉大輔容疑者(当時37)を容疑者死亡のまま、23日に書類送検しました。
比嘉容疑者と女性は元同僚で、交際関係にあったことはなく、女性は事情を知らないまま、比嘉容疑者にドライブに誘い出されたとみられています。
女性の両親はFBSの取材に対し「前向きに生きていた娘が一番悔しい思いをしているはずで、 容疑者に対しては怒りや憎しみしかない」と話しています。