海保史上3番目の押収量178キロ、海からコカイン密輸 容疑で男8人逮捕

千葉県館山市の相浜漁港でコカイン約1.22キロ(末端価格約3千万円)を密売目的で所持したとして、日本人ら男8人が麻薬取締法違反(営利目的所持)の疑いで現行犯逮捕され、その後起訴されていたことが25日、分かった。現場でコカイン約178キロ(同約44億5千万円)を押収したといい、第3管区海上保安本部などの合同捜査本部は密輸事件として背後関係を調べている。
8人は、東京都足立区、職業不詳の男(60)ら43~68歳の日本人3人と、28~63歳のトルコ、イタリア、ギリシャ国籍の5人。
逮捕容疑は、5月30日午前9時40分ごろ、同漁港で、コカイン約1.22キロを営利目的で所持した、としている。合同捜査本部は8人の認否を明らかにしていない。
3管などによると、外国貿易船が同市の西方沖でコカインを海上に放り、8人がプレジャーボートに引き揚げて密輸したとみられる。捜査員が入港したボート1隻と岸壁に止めていた車1台からコカインを発見した。押収量は海上保安庁としては過去3番目の規模。
合わせて横浜税関は今月25日、コカインを密輸したとして、関税法違反の疑いで、この8人を6月21日に横浜地検に告発したと発表した。

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