投資詐欺被害を相談…さらにロマンス詐欺に 40万円だまし取られる

福岡県警城南署は24日、投資詐欺被害に遭った福岡市内の公務員の男性(46)がマッチングアプリで知り合った女性名義のアカウントを使用する人物に被害を相談したところ、さらにロマンス詐欺被害に遭い、現金計40万円をだまし取られたと発表した。署は「面識のない人からお金の話が出たら詐欺を疑ってほしい」と注意を呼びかけている。
署によると、男性はネット交流サービス(SNS)に送られてきたダイレクトメールをきっかけに、女性名義のアカウントを使用する人物とやり取りを始めた。その後、SNS上で投資を勧められて暗号資産を購入し、指定された投資サイトを通じて送金。4月30日から7月12日までに、計250万円相当の暗号資産をだまし取られた。
7月16日に署に被害届を提出したが、翌17日、マッチングアプリで知り合った、女性名義のSNSアカウントを使用する別の人物に詐欺被害を相談したところ「助けてあげます。お金を稼ぐ方法を教えましょう」と投資を勧められ、指示された投資サイトに登録。17日に指示された口座に10万円を振り込み、サイト上で資産が増えていたことから18日にさらに30万円を振り込んだ。
その後、「サイト内イベントの参加費として45万円を12時間以内に払う必要がある」と連絡が来たことから不審に思い、署に相談。投資サイトも架空で、詐欺被害に遭っていたことが発覚した。【五十嵐隆浩】

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