自民党は20日午前、総裁選挙管理委員会(委員長=逢沢一郎・選挙制度調査会長)の会合を党本部で開き、岸田首相の後継を選ぶ党総裁選の日程を「9月12日告示、27日投開票」と決めた。選挙期間は現行の規程が設けられた1995年以降で最長の15日間となった。活発な論戦を通じ、派閥の政治資金規正法違反事件を受けて失墜した党の信頼回復を図る狙いがある。
総裁選は首相の総裁任期満了(9月30日)に伴って行われる。1人1票の国会議員票367票に、国会議員票と同数の党員・党友票を合わせた734票で争われる。1回目の投票で過半数を得た候補がいない場合、上位2人による決選投票となる。