職員が患者の”胸や下半身触る”性的虐待の「国立病院機構・大牟田病院」 ”頭を叩く、威嚇する”身体的・心理的虐待も発覚

障がいがある入院患者が職員から性的虐待を繰り返し受けていた福岡県大牟田市の国立病院機構「大牟田病院」で、身体的・心理的な虐待も行われていたことが自治体の調査で明らかになりました。
この問題は、大牟田病院で複数の男性職員が体に障害がある男女11人の入院患者に対し、胸や下半身を触るなどの性的な虐待とみられる行為を繰り返していたものです。
このうち一部の行為は虐待として認定され、病院側は今年5月、会見を開いて謝罪しています。
被害者の中には重度の障害によって自分では動けず、言葉を発することができない患者もいたということです。
福岡県によりますと、病院から通報を受けた複数の自治体による調査で、職員が、身体的・心理的虐待も明らかになりました。
調査では、患者の頭をたたく、ベッドを揺らしながら大声で威嚇するなどの虐待行為が認定されたということです。
取材に対し、大牟田病院は、「全容が判明した段階で公表する」とコメントしています。

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