妊娠に伴う休暇を申請した部下の警察官にマタニティーハラスメント(妊娠・出産を巡る嫌がらせなど)をしたとして、京都府警が田辺署の50代女性警部補を本部長注意としたことが22日、府警への取材で分かった。8日付。
府警によると、警部補は昨年10月下旬~今年2月上旬、妊娠による通院などで休暇を申請した部下の女性警察官に対し、「人数が足りていないこと分かるでしょ」「周りの人が休暇を取れなくなるってことを考えて」などと発言した。
警部補は「自分の仕事に責任を持つという意味で指導したつもりだったが、ハラスメントに対する理解が足りていなかった」などと話しているという。
府警監察官室は「職員に対する指導や職場におけるフォローを推進し再発防止に努める」としている。