旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP.=スマイルアップ)創業者のジャニー喜多川元社長(2019年死去)による性加害問題で、子どもの虐待被害防止に取り組むメンバーらで作る市民団体「ジャニーズ問題の早期解決を望む市民の会」が3日、旧事務所の元社員2人による性加害の捜査を求める要望書を警視庁赤坂署に提出した。
スマイルアップは3月、公式サイトで元社員2人もタレントに性加害をしていたと公表。「当該スタッフについては、昨年9月までに関係法令および就業規則等に従って厳正に対処した」としていた。
要望書では性犯罪が非親告罪であることを指摘し、再犯防止の観点などから元社員に対する捜査をするよう求めた。要望への賛同者を募ったオンライン署名活動で集まった1万3733人分の署名も併せて提出した。【西本龍太朗】