拉致問題「真剣に向き合って」=自民、立民各候補に要望―家族会

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)は11日、東京都千代田区の参院議員会館で記者会見を開き、自民党総裁選や立憲民主党代表選の候補者らに対し、拉致問題について「真剣に向き合い、解決に導いてほしい」と訴えた。
家族会代表で、拉致被害者横田めぐみさん=拉致当時(13)=の弟拓也さん(56)は「各党の候補者が出そろう中、命の懸かった問題である拉致問題に触れる人が少ないことに大きな不安を感じる」と危機感を示した。
その上で、母早紀江さんが「生きているうちにめぐみちゃんに会える自信がなくなりつつある」と話しているとして、「親子の再会がかなうようにしてほしい」と求めた。
この日発表した声明では、両党の候補者に、親世代の家族が存命のうちに拉致被害者を取り戻す覚悟を持つことなどを求めた。
[時事通信社]

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