台風17号(チェービー)発生 今月7つめの台風発生 小笠原は高波等に注意

9月27日(金)15時、マリアナ諸島で発達中の熱帯低気圧が台風17号(チェービー)になりました。▼台風17号 9月27日(金)15時 中心位置 マリアナ諸島 大きさ階級 // 強さ階級 // 移動 西北西 10 km/h 中心気圧 1002 hPa 最大風速 18 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 25 m/s
高波などの影響に注意
台風17号の進路予想を見ると、しばらくは北西に進んで29日(日)~30日(月)頃に小笠原諸島の西を通過する予想です。父島や母島では波が高まり、進路次第では強風や雨などの影響がでる可能性があるため注意してください。その後は次第に北北東に進路を変え、伊豆諸島や関東の東を足早に北上する見通しです。台風はあまり発達しない予想で、本州への雨や風の影響はほとんどない見通しです。
沖縄の南でも別の台風が発生予想
沖縄の南の熱帯低気圧も、今後勢力を強めて台風に発達する可能性が高くなっています。気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しています。いったんフィリピンの東へ南下したあと北上に転じ、沖縄の先島諸島付近を通過し東シナ海に進む可能性が高くなっています。暴風域を伴う見込みで、沖縄では来週、暴風や大雨で大荒れの天気となるおそれがあるため、今後の情報にご注意ください。東シナ海に進んだあとの進路や勢力はまだ確実な予測が難しくなっています。秋雨前線に影響を与えたり、偏西風に乗って日本海方面に向かうことも考えられますので、本州・九州方面も油断はできません。
9月は台風の接近が多い時期
平年の台風発生数
台風の発生は、25日(水)に発生した台風16号以来で、今月に入ってから7つめです。平年と比べて9月の台風発生数は多くなっています。秋の台風は日本への上陸が多いだけでなく、接近時の勢力も強い割合が高いことが特徴です。10月にかけてが本格的な台風シーズンですので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。台風17号の名前「チェービー(Jebi/)」は韓国が提案した名称で、つばめ(燕)のことをさす朝鮮語からとられています。

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