れいわ・大石晃子氏 総理大臣指名選挙で異例の抗議「能登の補正予算を」「裏金隠しの解散やめろ」

れいわ新選組の大石晃子共同代表は1日、衆院本会議の総理大臣指名選挙の投票中、壇上で「能登の補正予算を」「裏金隠しの解散やめろ」と書かれた紙を掲げた。
大石氏は額賀福志郎衆院議長から「物品を掲げる行為は禁止です。降壇してください」と何度も注意されたが、まったく従わなかった。
場内は一時騒然となった。与党席からは「何をやっているんだ。壇上から早く降りろ!」「議長、なんとかしろ!」と激しい怒号が飛んだ。
これに額賀氏は大石氏に対し「議長から降壇を命じます。議場の混乱を正常にするために衛視に執行を命じます」と厳しく告げた。
大石氏は女性衛視2人に抱えられながら壇上から降ろされたが、その後に投票を行った。
本会議終了後、大石氏は報道陣の取材に対して「石破総裁が総理大臣に指名される前に事実上、衆議院の解散を表明したことは国会軽視だ。国会のなかで少数政党が取りうるあらがいであり、意思表明を行いました」と語った。
一方、ベテランの自民党議員は「驚きました。野党議員が総理指名選挙の投票で壇上でああいう形で抗議に出たのは初めてだ」と振り返った。

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