海外で臓器移植を無許可あっせん、NPO理事長に控訴審も懲役8月の実刑判決…東京高裁

海外での臓器移植を無許可であっせんしたとして、臓器移植法違反に問われたNPO法人「難病患者支援の会」(東京)の理事長・菊池仁達被告(64)に対し、東京高裁は6日、懲役8月の実刑とした1審・東京地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却する判決を言い渡した。1審で罰金100万円だった法人としてのNPO側の控訴も棄却した。
判決によると、菊池被告は2021年1月~22年7月、厚生労働相から臓器あっせん業の許可を得ず、慢性腎臓病患者と肝硬変患者に海外での臓器移植をあっせん。移植費用などとして計5150万円をNPOの口座に振り込ませ、ベラルーシの病院で移植手術を受けさせた。

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