男女4人を襲い福島市笹木野の工場に留まっていたクマが工場の外に逃げ出しました。市や警察が警戒を呼びかけています。
クマは2日朝、福島市笹木野の住宅街に出没し、男女4人にけがをさせたあと工場に留まっていました。
福島市は緊急銃猟での捕獲を試みていましたが、引火性の物質が近くにあり、実弾が使えないことなどから捕獲は難航し、膠着状態が続いていました。
市によりますと、3日午後10時50分ころ、クマは工場から逃げ出したということです。その後のクマの行方は分かっていません。
付近は小学校などもある住宅街で、市や警察がパトロールを行うなど警戒を強めていて、住民に警戒を呼びかけています。
福島市馬場市長コメント
「6月2日から3日にわたり、工場内に居座っていたツキノワグマが、6月3日午後10時50分頃、敷地外へ移動したことを確認いたしました。そのため、現地における緊急銃猟体制を解除いたしました。市では、建物内にクマを閉じ込めた上での緊急銃猟による駆除を目指し、2日間にわたり警察、消防、猟友会、県、市職員など関係機関が一体となって対応してまいりました。現場には引火性物質が存在していたことから、安全面を最優先に判断し、猟銃ではなく麻酔銃の使用を許可しました。一度は命中したものの、クマは興奮状態が続き、慎重な対応を重ねる状況となりました。そうした中、クマが建物から敷地外へ移動したことが確認されたため、緊急銃猟による対応を終了する判断をいたしました。しかし、今回の対応が終わったわけではありません。クマは依然として市内にいる可能性があります。市民の皆さまには引き続き警戒をお願いするとともに、市としても関係機関と連携しながら全力で安全確保に努めてまいります。通行規制や警戒活動にご理解とご協力をいただいた市民の皆さまに、心より感謝申し上げます」