6日午前11時30分頃、東京発新青森・秋田行き東北新幹線「はやぶさ・こまち21号」が、走行中の上野―大宮間で「はやぶさ」(10両)と「こまち」(7両)の連結器が分離し、西日暮里駅付近で緊急停車した。脱線は確認されていないといい、JR東日本は、詳しい経緯を調べている。
JR東によると、はやぶさには約450人、こまちには約200人の乗客がいたが、けが人はいないという。車内の空調は正常に動いている。
この影響で6日午後1時現在、東北、上越、北陸各新幹線の上下線で運転を見合わせており、運転再開の見込みは立っていない。
東北新幹線では昨年9月19日にも、盛岡・秋田発東京行き「はやぶさ・こまち6号」が、宮城県内の古川―仙台駅間を時速315キロで走行中、前方の「はやぶさ」(10両)と後方の「こまち」(7両)の連結器が外れ、緊急停車するトラブルがあった。
JR東は同26日、連結器を強制的に分離するスイッチの裏側から金属片が見つかり、この金属片の影響でスイッチが誤作動した可能性が高いと発表。連結運転を行う新幹線全96編成の点検を行うなどしていた。