北海道全ての自治体で外部とのメール送受信に障害…共同利用サーバー「ブラックリスト」入り原因か

北海道は5日、道と道内全市町村、六つの広域連合の計186団体で、外部とのメールの送受信ができなくなる障害が発生したと発表した。障害は継続しており、復旧まで、3日程度かかる可能性があるという。共同で利用しているメール送受信用のサーバーが、インターネット上で迷惑メールの発信源と誤認されたことが原因とみられている。
発表によると、障害は4日午後5時半頃から発生した。詳細は調査中だが、迷惑メール対策に取り組む国際団体が作成し公開している悪質なサーバーの一覧(ブラックリスト)に、道などが使う共同サーバー名が登録されたとみられる。そのため、一部の迷惑メール対策ソフトが、共同サーバーとの通信を拒否しているという。
共同サーバーから大量の迷惑メールが外部に送られた形跡はないため、道は復旧に向け、国際団体側にブラックリストからの削除を求めている。
また道は、申請などで自治体側に急いで連絡をとる必要がある場合、電話で担当部署に問い合わせるよう、広く呼びかけている。

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