２２日午後８時半頃、三重県御浜町下市木の国道４２号で、大型バスが道路脇の防風林に突っ込んだ。県警紀宝署によると、バスには乗客２１人と乗員２人が乗っており、運転していた男性乗員（５７）が死亡した。乗客２１人は病院に運ばれたが、命に別条はないという。
運行する西武観光バス（埼玉県所沢市）によると、大型バスは和歌山県那智勝浦町から、さいたま市に向かう夜行高速バス。この日の午後７時半過ぎに勝浦温泉を出発し、横浜や新宿、池袋を経て、２３日午前７時過ぎに大宮駅に到着する予定だった。
現場はＪＲ紀勢線・紀伊市木駅から北に約６００メートルの、海岸近くを走る片側１車線の直線道路。同署が事故原因を調べている。