【プノンペン共同】海上自衛隊の艦船が19日にも、中国の支援で拡張工事が完了したカンボジア南西部のリアム海軍基地に寄港することが12日、日本とカンボジア両政府関係者への取材で分かった。米国はリアム基地が中国軍の海外拠点となることを懸念。日本には「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて中国をけん制する狙いがありそうだ。
リアム基地では5日、カンボジアと中国が工事完了を記念した式典を合同で開いた。両国以外では、海自艦が工事終了後初めて寄港する。
カンボジアのフン・マネット首相は工事完了後、どの国でも利用可能だと強調した。