死亡4人は26歳夫婦と1、2歳娘と判明 娘へ「ごめんね」のメモ 心中か 大阪・吹田

大阪府吹田市のマンション一室で2日午前、女児2人と女性1人の遺体が見つかった事件で、大阪府警吹田署は同日、3人はこの部屋に住む女性(26)と1歳と2歳の娘と判明したと明らかにした。同市内の別の場所で死亡した男性は、女性の夫(26)とも特定され、同署は夫が無理心中を図った可能性があるとみて詳しい状況を調べている。
同署によると同日午前6時20分ごろ、同市内の歩道橋下の路上で、夫が倒れているのを通行人が見つけ、119番。夫は搬送先で死亡が確認された。歩道橋には自転車が置かれ、歩道橋から転落したとみられる。
同署員が自転車の所有者を調べ、約1・5キロ離れた自宅を訪れたところ、マンション一室のベッドの上で、女性と娘2人が腹部から血を流してあおむけで倒れていた。3人はその場で死亡が確認された。
ベッド近くのテーブルの上に血の付いた包丁1本が置かれていたほか、リビングには「○○(娘の名前)ちゃんごめんね、お母さんごめんなさい」などと謝罪の言葉が記されたメモもあったという。同署は夫が家族3人を殺害した後に歩道橋から飛び降りた可能性があるとみて捜査を進めている。

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