きょう未明、三重県名張市の国道で6人が乗る軽乗用車が電柱に衝突し、女子高校生2人を含む5人が死亡しました。
現場は、スピードの出しすぎが以前から指摘される場所でした。
事故はきょう午前0時過ぎ、名張市の国道で起きました。
(中道陸平記者) 「軽乗用車は急カーブを超えたあと、電柱に衝突し道路に横転したとみられています」
事故を起こした軽乗用車には、名張市に住む10代から20代の男女6人が乗っていて、このうち女子高校生を含む女性3人と男性2人が死亡、男子高校生1人が大けがをしました。
車は大きく破損…事故の衝撃が
現場近くにある防犯カメラの映像には、猛スピードで車が走って行ったあと救急車やパトカーが駆けつける様子が。
事故前後を捉えた映像と見られます。
事故車両は、衝突の激しさを物語る状態でした。
(中道記者) 「車の右側面が大きく破損していて、事故の衝撃がわかります」
「平均だと80キロくらいで夜中は走る」
事故があった道路は、信号の後カーブまで約600メートルの直線が続く場所で周辺住民によると、夜にはスピードを出す車が多いといいます。
(周辺住民) 「平均だと80キロくらいで夜中は走る。どんな車でも」
軽乗用車の定員は4人ですが、今回車に乗っていたのは6人。事故を起こした車と同型車種の車内を見てみると…
(中道記者) 「実際に乗ってみると、天井までの高さも高く、車内空間も広く感じます。しかし、シートベルトは4つしかないので、少なくても2人はシートベルトをしていなかったことになります」
定員を2人オーバーして走行中に起きたとみられる、今回の事故。警察が原因を調べています。