7月28日の令和8年熊本地震後に発生した「イオンモール熊本」(熊本県嘉島町)の爆発で、女性従業員2人が死亡した雑貨店の運営会社「ハビタ」が3日、公式ホームページ(HP)を更新し、遺族への謝罪文を掲載した。
「令和8年熊本地震による当社従業員の被災について」と題し、サイトのトップで文面を公開した。
「この度の地震並びにその後に発生した爆発事故により、イオンモール熊本で勤務する当社従業員2名の尊い命が失われる事態となりました」と報告した。そのうえで、「お亡くなりになられた2名のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
ハビタ社の幹部2人は2日夜、報道陣の取材に応じ、亡くなった2人が地震後に一時、避難してから売上金を金庫に移すため、会社側が館内に戻るよう指示したと明らかにしていた。亡くなったうちの1人、熊本市の大竹玖瑠美(くるみ)さん(22)の通夜に参列した際、遺族に謝罪し、一連の経緯をまとめた書面を渡した。遺族によると、大竹さんは7月28日の地震後、いったん外に出たが、館内に戻る様子が目撃されていた。会社側から謝罪を受けた大竹さんの母親は「(娘は)帰ってこないんですよ」と泣きながら訴えた。通夜を訪れた営業部長は報道陣の取材に「今から考えると、命に代えるものではない」と述べた。
ハビタ社HPでの発表文では、こうした指示など、事故の詳細については触れていない。
同社は1976年創業。熊本など九州で十数店舗を運営する。