86歳の地元男性「これまで聞いたことない」 高尾山でクマ出没

東京都八王子市は16日、同市高尾町の高尾山で8月20日午後11時6分ごろ、ツキノワグマが出没したと発表した。
市によると、現場は、高尾山自然研究路1号路から約70メートルの城見台付近の山中。都が16日に寄せられた「動物観察用カメラにクマが映っている」との情報を確認し、市に情報提供した。成獣とみられる1頭が歩行する姿が映っていた。1号路は舗装された登山道で登山客も多いという。
市は今回のケースは市のツキノワグマ対応マニュアルで「危機レベル1」と判断。早朝や日没後の暗い時間帯の入山を控えるよう求めている。市担当者は「シルバーウイークを前に高尾山を訪れる人も増加が見込まれる」と観光客にも注意を呼び掛けている。
17日午後、城見台で犬を連れて休んでいた青梅市の40代女性は「山は奥多摩などとつながり、(クマが)出てもおかしくない」と話した。府中市から訪れた女性(81)は「登山道には(クマの)餌になる木の実も落ちている」と語った。
ケーブルカー清滝駅近くで開業約100年の「島田商店」の島田東一郎さん(86)は「生まれも育ちも地元だが、高尾山でクマが出たのは聞いたことがない」。長女妙子さん(58)は「登山道は夜もトレイルランで走る人もおり、遭遇が心配。最近はクマよけの鈴を買うお客様も増えています」と話した。【野倉恵】

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