福岡・久留米で街路樹「無許可バナナ」騒動 撤去か放置か SNSでは存続派が優勢?

無許可バナナって何だ。福岡県久留米市にある市道の中央分離帯に高さ3メートル前後のバナナが生えているとして話題となっている。3株あり実がなっているという。それだけならほのぼのした話となりそうだが、無許可で植えられていたから問題視されているのだ。
久留米市は「大きく張り出した葉が事故の原因になる可能性がある」とバナナを植えた人物に対して伐採するよう求めている。植えた人物は共同通信の取材に「景観をきれいにしようとした。通りがかる人が笑顔になるのでできればそのまま育ってほしいが、市が言うなら切るしかない」と話しているという。
SNSでは無許可バナナに好意的な意見が多い。「撤去しなきゃあかんのも分かるけど、このままにしたいなあ」「バナナ残ってほしい」と存続派の声がチラホラ。もちろん安全面を懸念する声もある。
行政関係者は「例えば街路樹でバス停や通行人が見えないなどの事情であれば、街路樹の伐採や植え替えをします。道路を使う人にとって安全かどうかという点が判断をする上では大きいです」と指摘。バナナの葉っぱは大きく、運転の妨げになることはあり得る。もし事故が起きたらと考えると、伐採は免れなさそうだ。
バナナは高さ3メートルほど。モンキーバナナという種類とみられ、濃厚な甘みが特長だという。福岡県出身者は「伐採は仕方ないでしょうが寂しいですね」とこぼしたが、安全が第一だ。

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